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アーカイヴの活動

1998年度

慶應義塾大学アート・センターの「ジェネティック・アーカイヴ・エンジン」プロジェクトの一サブ・プロジェクトとして、「ノグチ・ルーム・アーカイヴ」プロジェクトがスタート。コンセプト検討、研究計画の立案、作品修復計画、研究資料の収集などを行う。

1998年12月写真家・平剛氏に依頼し、ノグチ・ルームおよび第二研究室の現状写真撮影を実施。
1999年1月慶應義塾工務課に保存されていた建築図面のデジタル情報化実施。
紙ベースの図面をマイクロ・フィルム化・PDF化。この際、各図面の名称を整理・確認。
1999年3月理工学部遠山元道研究室の協力を得て、ノグチ・ルーム室内の3Dムービーを制作。

2001年度

2001年11月21日ショージ・サダオ氏(ニューヨーク、イサム・ノグチ財団理事)が来日しアート・センターを訪問。
イサム・ノグチに関する研究協力について協議。

2002年度

2002年7-11月ノグチ・ルーム関係者に計5回のヒアリング実施。
2002年11月株式会社トービに業務委託し、ノグチ・ルーム・アーカイヴのホームページおよび資料検索システムの試作版を制作・納品。
2002年12月四国出張(柳井)。高松市のイサム・ノグチ日本財団にて資料調査。
2003年1-2月米国出張(柳井)。
ニューヨークのイサム・ノグチ財団、ロサンゼルスのゲッティ・リサーチ・ライブラリー他にて資料調査。

2003年度

新校舎建設に伴い解体・移設が決定したノグチ・ルームの解体工事および彫刻作品の撤去作業を写真記録。

解体・移設に関するジャーナリズムの報道記事や工事中止の仮処分申請をめぐる裁判記録の収集。 ラジオ放送「慶應義塾の時間」における連続講座「谷口吉郎とイサム・ノグチ ー 慶應義塾の近代建築/モダン・アート」(2004年1月9日-30日、計5回、ラジオたんぱ)を担当し、本アーカイヴにおける研究成果の一部を発表。

2004年度

解体・移設の決定した第二研究室/ノグチ・ルームに関する設計、竣工から利用・解体にいたるまでの記録や証言を網羅的に収集すること、また移築・保存をめぐって法廷問題にまで発展したいわゆる「萬來舎問題」を研究機関として客観的に記録することの2点に重点をおき、アート・センター研究紀要BOOKLET 13として『記憶としての建築空間——イサム・ノグチ/谷口吉郎/慶應義塾』を編集・刊行。

2005年度

引き続きノグチ・ルームに関する資料を収集すると同時に、戦後日本におけるイサム・ノグチの活動についても視野にいれ、他機関所蔵のフィルム・アーカイヴなどの調査を実施。