瀧口修造コレクション
瀧口修造(1903-1979)は、戦前から日本におけるシュルレアリスムを牽引した詩人・美術批評家で、1960年代以降はみずから美術作品の制作もおこなった。慶應義塾大学在学中にシュルレアリスムの影響のもとに始まった実験的な詩作から、戦後、日本の前衛芸術の精神的支柱とみなされた美術評論や、そのかたわらで続けたデカルコマニーの制作など、その活動は多岐にわたる。
本アーカイヴの資料は、第二次世界大戦直後から1979年の死にいたるまでの活動を反映する多様な内容で、書簡、手稿、画稿、ノート、スクラップブック、写真、収集物、一過性印刷物、書籍、逐次刊行物など、総計一万点以上を数える。
2001年4月、瀧口修造のご遺族鈴木陽氏からこれらの資料が慶應義塾大学に寄贈されたのを機にアーカイヴのプロセッシングを開始した。2008年より研究公開をしている。アート・センターは、研究アーカイヴの「ジェネティック・アーカイヴ・エンジン」プロジェクトを展開しており、本資料体もその一環として構築作業を進め、その厖大な資料の基礎的整理分類を順次、実施している。
【資料目録】
書簡_封書
書簡_葉書
写真_プリント
写真_フィルム
印刷物
What's on
- Artist Voice III: 駒井哲郎 線を刻み、線に遊ぶ
- 舞踏家・今貂子による身体ワークショップ「生きること 踊ること」
- ポートフォリオBUTOH「『塩首』〈全編〉上映会」
- 地域の文化と記憶を映像資料で読み解くラーニング・ワークショップ「コレクティヴ・メモリー3 技術編(全2回)」──「バックトゥザフューチャー2:未来を記録せよ」
- 港区の文化財を見る/学ぶ/知る:地域の建築を開くワークショップ
- 没後38年 土方巽を語ること ⅪII
- 瀧口修造生誕120周年記念展示 ウィルソン・リンカーン・システムとしての〈本〉
- 瀧口修造生誕120周年記念シンポジウム 瀧口修造研究会特別例会 パピエプリエ 01:蝶番のタブローをつくること(曲尺や書物などのように‥‥)
- Artist Voice III: 駒井哲郎×都市のカルチュラル・ナラティヴ トーク&ワークショップ