慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

教育

アート・センターは93年の創設以来、美術や音楽、身体表現である舞踏、さらには文学などの諸芸術を通じて現れる数々の問題を領域横断的に追求すると同時に、現代社会における芸術活動やアーカイヴの研究が担うべき機能に関する実践的探究を行ってきました。これらの成果を活かす学びの場として、2007年度から独自の設置講座を開設しています。 なおそれら講座以外にも、アート・センターが協力する各種の講義が、主に三田キャンパスの学部と大学院にて開講されています。

アート・アーカイヴ特殊講義, 特殊講義演習

※設置講座は、慶應義塾大学学部、研究科の正規在籍者のみを対象としています。学外の方の履修・聴講はできません。

慶應義塾大学アート・センターは、1993年に開設された学内唯一の芸術に関わる研究所です。2011年からは慶應義塾大学アート・スペース(三田キャンパス南別館1F)の運営も担い、展示活動を活発化させています。アート・センターの活動は、学内に留まらず、国内外の諸機関・団体、また一般社会との関わりが大きいことを特徴とします。開設初期から研究的ワークショップ・公演・展示などを数多く企画・開催してきましたが、その歩みについては年報やカタログ、当ウェブサイトなどで公開しています。 現在、アート・センターの中核を担う活動のひとつがアーカイヴの構築と公開、それに関わる研究です。詳細はアーカイヴページを参照してください。

本講座は、アート・アーカイヴの在り方、そしてアート・アーカイヴを通した芸術研究と芸術活動の探究を背景に、多様化する現在の諸事象とその表現を観測・記録・保存・伝達・包含・表現するための方法論の構築を目指しています。具体的には、芸術をめぐる諸事象及びそれらを中心に組織される資料群を「アーカイヴ」という理論と実践を通して思考します。「アーカイヴとは何か、アーカイヴを成立させる条件とは何か、アーカイヴは何をなしうるのか、アーカイヴをいかに構築するのか」これら4つの問いを軸にこの思考は組織されます。本講義の主な課題は、具体的な芸術活動の実践的モデルを基点とし、これらの思考を通してアーカイヴ構築の基本的方法を身につけることであり、芸術について考えることです。芸術分野を研究の範疇とする学生に留まらず、広く多様な研究領域の学生の参加を期待しています。
 

Jazz Moves On !

服部真二 文化・スポーツ財団のからのご支援を受け、ジャズの過去・現在・未来を多角度から考察する講座を開講します。20世紀にアメリカで生まれ、たちまち世界の人々が共有する文化的財産となった「ジャズ」というものを、歴史的、理論的、美学的、また実践的に学んでいきます。わが国のジャズ・シーンのトップを走る演奏家もしばしば招き、「体験」しながらの学びを深めていきます。

前期の主題:「ジャズの起源」を深く学び、ジャズが発祥した当時から、周辺の音楽を取り込んで拡張するシステムをもっていたことを学びます。特に第2次世界大戦中に起こったビバップの前までは、踊るための音楽であったことに留意して学びます。

後期の主題:マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン以降のジャズの演奏方法、楽器、スタイル、メディアについて深く理解します。ジャズという音楽の社会的意義についても考察します。さらに、最近のジャズの展開についても多角度から講義します。

オンライン・コース:Exploring Japanese Avant-garde Art Through Butoh Dance

2018年9月、土方巽アーカイヴでの活動を下敷きに、オンライン・コース「日本のアヴァンギャルド芸術:舞踏/Butohの創造と展開」を開発、公開しました。オンライン・コースは、開講期間中、どなたでも受講できます。受講料は無料です。
https://www.futurelearn.com/courses/japanese-avant-garde-art-butoh