慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

教育

アート・センターは93年の創設以来、美術や音楽、身体表現、文学など、芸術的イメージの先端性を領域横断的に追求するとともに、現代社会におけるアート・マネジメントやアーカイヴ構築など、芸術活動の担う新しい可能性を検証し、その実現に積極的に取り組んできました。

その成果をふまえ、2007年度から全研究科を対象とした講座を開設しています。 設置講座以外にも、アート・センターが協力する授業が、主に三田キャンパスで開講されています。

また、2018年9月、土方巽アーカイヴでの活動を下敷きに、オンライン・コース「日本のアヴァンギャルド芸術:舞踏/Butohの創造と展開」を開発、公開しました。オンライン・コースは、開講期間中、どなたでも受講できます。受講料は無料です。

本年度の設置講座

アート・アーカイヴ特殊講義, 特殊講義演習

※設置講座は、慶應義塾大学学部、研究科の正規在籍者のみを対象としています。学外の方の履修・聴講はできません。

 慶應義塾大学アート・センターは、1993年に開設された学内唯一の芸術に関わる研究所です。新しい研究所活動を求める時代の機運に応じて設立され、今年開設26年目を迎えます。当センターは、情報の多様化や文化的感性・価値観の著しい変容に晒される現代社会における芸術活動の役割をテーマに、既成の学問領域の枠に囚われることなく、歴史・理論研究と実践活動をひろく展開してきました。また、2011年からは慶應義塾大学アート・スペース(三田キャンパス南別館1F)の運営も担い、展示活動を活発化させています。アート・センターの活動は、学内に留まらず、国内国外の諸機関・団体、また一般社会との関わりが大きいことが特徴であります。開設初期から研究的ワークショップ・公演・展示などを数多く企画・開催してきましたが、その歩みについては年報や当ウェブサイトで公開しています。
 現在、アート・センターの中核を担う活動のひとつがアーカイヴの構築と公開、それに関わる研究です。1998年度の土方巽アーカイヴを皮切りに、ノグチ・ルーム、瀧口修造、油井正一と4つのアート・アーカイヴを研究利用に公開してきました。西脇アーカイヴの開設(2011年)、草月アートセンター資料の寄託(2013年)を経て、現在10程の資料体からなるアーカイヴを運営しています。1998年以降、アーカイヴのプロセッシングのみならず、アーカイヴに関する研究をもアーカイヴ活動における重要な要件とし、アート・アーカイヴの在り方、またアーカイヴを通した芸術研究の新しい展開を探求してきました。
 本講座は、その実績をふまえ、また先のアート・アーカイヴの実践活動を参照しつつ、アーキヴィストの養成およびリカレント的な教育を目的として開設されました。現代社会は、文化活動を支える創造的なコンテンツ・デザイン、コンテナー・デザインを要請しています。この講座は、そうした求めに対応しうるアーキヴィストの在り方を探求し、人材の育成をめざすとともに、アーカイヴ的思考・方法論を学ぶことにより、それぞれの専門研究に生かすことのできる新しい見地をもたらそうとするものです。芸術分野を研究の範疇とする学生に留まらず、広く多様な研究領域の学生の参加を期待しています。

オンライン・コース

Exploring Japanese Avant-garde Art Through Butoh Dance (FutureLearn)

日本のアヴァンギャルド芸術:舞踏/Butohの創造と展開