慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

研究会

ポートフォリオBUTOH

ポートフォリオ BUTOH は、暗黒舞踏に関する理解と解明を目指すプロジェクトである。2007 年上映会「土方巽舞踏大解剖」などを皮切りに、「土の土方像と水滴の時間」としてインスタレーション制作、「Project Rebirth || 幻の万博映画『誕生』」にて万博フィルムの研究など、多彩な企画を実現してきた。2015 年国際パフォーマンス・スタディーズ学会の青森開催に至るなど、精力的な活動を継続している。

瀧口修造研究会

KUAC所管の瀧口修造コレクションを通じて瀧口修造の歴史的位置付けを行うこと、その可能性の中心ついて探ることを目的とし、月に1度行っている。2021年発足。

西脇順三郎研究会

西脇順三郎研究会は、資料を寄贈された元明治学院大学名誉教授・アート・センター訪問所員であった故・新倉俊一氏が創設、2012年より開催している。毎月(原則)第三月曜日に、テーマを決めて多角的な議論が行われている。(2月、8月は休会)

研究会 マンダラ・ムジカ

mandala musica は多角度から「音楽」にアプローチするプ ラット・フォーム的研究会であり、 5プロジェクトが互いに提携しつつ進行している。現代における「音楽」 の意味を広範囲から、かつ根底から問い直すとともに、今日の諸学問領域と一般的社会生活の中で音楽が果たしうる役割を理論面・実践面の両方から研究していくことを目的として いる。また、学術と芸術のシナジーが生まれる場となるよう な、さまざまな実験的ワークショップも企画していく。

アート・マネジメント教育研究会

アート・マネジメント教育の現状および問題点、課題の明確化。内外の研究者、アート・マネージャー、公益法人担当者を招いての研究会。カリキュラム・モデルの研究、作成。

トランス文化の位相研究会

現代芸術・芸能が文化の混成化に直面する過程で変化・非変化する局面に注目し、実際の担い手であるアーティストの典型的群像を選んで、文化を超えいでるトランス文化の位相であらわれる表現およびアイデンティティの諸問題を社会・文化的背景をおさえながら事例的に研究する。

感の生成研究会

現代社会において、電子メディアによるイメージ・表象の氾濫によりリアリティが喪失され、意識が簡単に操作されてしまう危険性が指摘されて久しい。とくに、こうした現代的条件下で生まれ育つ若い世代への影響には深刻なものがある。若者の間で「生の実感」が喪失されつつあることは、さまざまな要因が複合しあっているものの、その結果だといえる。こうした事態に対して、やはりイメージ・表象の技である芸術・音楽ないしはデザインは、「生を感じる」ことに関してどんな貢献ができるのだろうか。本研究会は、こうした問題意識のもとで、学校教育の枠組みにこだわることなく、また、芸術ジャンルを越境する方向性を目指し、若い世代間の、または若い世代と大人世代の間の、芸術を媒体としたコミュニケーションの可能性を模索していきたい。

現代芸術研究会

アート・センターは現代芸術や芸術と社会の関係の諸問題について様々な観点からアプローチしてきた。また、所管するアーカイヴも現代芸術を射程としているものである。 本研究会では、現代芸術に関わる諸問題を、美術館学芸員や作家など現場にいる方々と連携しながら、研究・探求していくことを目的としている。 また、現代芸術を対象とするアーカイヴの諸問題について研究・検討し、アーカイヴの実践のための基礎研究とすることも目している。

アーカイヴの形態学研究会

2008年7月に、慶應義塾大学アート・センターの各アーカイヴ関係者と独文学専攻の研究者が「アーカイヴ構築という作業の思想的意義を考える」ことを目的として始まった研究会。