慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

地方・地域における文化芸術活動と大学「文化による地域創生:北東北からの報告」

人口減少や若者の地方離れによって、地域の活力が落ちていると言われます。「地方消滅」と「地方創生」のはざまで地方は揺れています。多くの地域が「消滅」に危機感をおぼえ、それでも「創生」に望みをつないでいます。

青森県と秋田県は東北地方でもとりわけ人口減少率が高い県です。しかし、芸術の創造や文化の活動において、両県が劣っているわけではありません。むしろ、活発な活動が展開されています。

この夏、慶應義塾大学アート・センターでは、秋田県と青森県において、芸術・文化活動の支援、協力を行いました*。このたびは、それぞれの地域で恊働して活動にあたったお二人を招いてシンポジウムを開催します。

福士正一さんと三浦賢翁さんに、地域の現状を伝えていただくとともに、これまでの活動の実際や今後の活動の展望をめぐって報告と提案をいただきます。あわせて、大学の研究所として、地域の文化活動にどのように応えることができるのか、どう支援すべきか、地域と大学の恊働について討議します。

*「男鹿で土方巽に出会う2015年8月」8月19日〜27日 秋田・男鹿市
「PSi 2015 TOHOKU+AOMORI FRINGE」8月28日〜9月1日 青森・青森市

 

日時

2015年10月15日(木)19:00-

場所

慶應義塾大学三田キャンパス 大学院棟1F 313教室

対象

どなたでもご参加いただけます

費用

入場無料

お問い合わせ

慶應義塾大学アート・センター

講座 | ディスカッション[文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業]


日時

2015年10月15日(木)19:00-

場所

慶應義塾大学三田キャンパス 大学院棟1F 313教室

対象

どなたでもご参加いただけます

費用

入場無料

お申し込み方法

事前申込み不要

登壇者/出演者

三浦賢翁(秋田・大龍寺住職), 福士正一(青森・舞踏家)

福士正一(ふくし・しょういち)

1953(昭和28)年青森市生まれ。青森高校OBとして来校した寺山修司に触発され山形大学で演劇を始める。在学中に山形県大蔵村の舞踏家森繁哉と出会う。役場に身を置きながら、村の生活風景の中で踊り続ける氏の姿に踊ることの本質を見出し、師として共に活動する。帰省後青森市役所職員となり、「公務する舞踏家」として自身の踊りを模索し続け、35年間二足の草鞋を履き潰す。日常にゆるやかに乱入することを目指し、農家の庭先、学校、神社・寺の境内、市場や路地などで「オドラデク道路劇場」を展開。土地の民俗芸能や読経、ライブペインティングなどジャンルを問わずコラボしている。その踊りは「正ちゃんダンス」として親しまれている。1997年青森県芸術文化奨励賞受賞。

三浦賢翁(みうら・けんおう)

1966(昭和41)年秋田県男鹿市生まれ。大龍寺住職。駒沢大学卒業後、大本山永平寺で3年間修行。その後、海外の寺院・教会等を訪ね、2年間で世界30カ国を巡る修行の旅に出る。海外の宗教家に触発され、帰国後は寺院を開放し、さまざまな文化活動に取り組むとともに、 特養施設、学校、ホスピス等でボランティア活動に従事。他宗派、他宗教との交流を深め、キリスト教会の岡田牧師とロックバンド「BoxyBorz」を結成し演奏活動を行う。未来の住職塾卒業。東北大学臨床宗教師講座修了。米国人女性と国際結婚し4人の子育て中。

 

 

お問い合わせ

慶應義塾大学アート・センター

主催・共催など

主催:慶應義塾大学アート・センター
助成:文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業