慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

ポートフォリオBUTOH「『塩首』〈全編〉上映会」

VICコレクション*より、北方舞踏派の結成記念公演『塩首』の上映会を行います。土方巽の一部監修を受け1975年に初演を迎えた山形県鶴岡市稲生町番田での公演の様子は、当時の舞踏家たちのつながりを示す稀有な資料です。劇場への道中から、リハーサル、打ち上げまでを含む映像資料がコレクションには含まれており、通常アート・センターでしか閲覧できない資料を紹介する貴重な機会となります。
またビショップ山田氏をお招きし、ポートフォリオBUTOHの森下隆(土方巽アーカイヴ)及び理工学部教授小菅隼人と共に当時の記憶を伺います。

*VIC(Video Information Center | 1972-現在)は、70年代から80年代にかけビデオを用いて、多種多様なイベントの記録および実験的なテレビ放送(アパートでのCATV放送の試み「Paravision Ten」1978年)等を行った運動体です。


第二部のトーク部分を録画配信しています。ぜひご覧ください。
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日時

2023年12月2日(土)14:00 - 17:30(13:30開場)

場所

慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎シンポジウムスペース

対象

どなたでもご参加いただけます

費用

無料

お問い合わせ

慶應義塾大学アート・センター
108-8345 東京都港区三田2-15-45
Tel: 03-5427-1621
http://www.art-c.keio.ac.jp/

日時

2023年12月2日(土)14:00 - 17:30(13:30開場)

場所

慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎シンポジウムスペース
横浜市港北区日吉4−1−1
東急東横線・東急目黒線・東急新横浜線・横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅下車 

対象

どなたでもご参加いただけます

費用

無料

登壇者/出演者

ビショップ山田、森下隆(土方巽アーカイヴ)、小菅隼人 (慶應義塾大学理工学部教授)

 

ビショップ山田 プロフィール

ビショップ山田(山田一平 1948年2月17日〜)東京に生まれ、1968年〜70年まで土方の元でダンサーとして出演する。1972年麿赤兒らと共に大駱駝艦を結成。1973年《燔犠大踏鑑公演[踊り子フーピーと西武劇場のための十五日間]》〈静かな家前篇・後篇〉に出演、同年には大駱駝艦・天賦典式〈陽物神譚〉にて特別出演の土方とデュエットを行う。1974年山形県鶴岡市稲生町番田に北方舞踏派の稽古場として、舞踏塾グラン・カメリオを開く。1975年には《北方舞踏派結成記念公演》〈塩首〉公演を行う。1976年北海道小樽市にシアター兼居酒屋「海猫屋」を開き、1977年北方舞踏派を母胎とした女性舞踏団「鈴蘭党」結成。1984年には土方による演出・振付にて、《北方舞踏派公演》〈鷹ざしき〉を上演する。1998年国立キーウ・シェフチェンコ劇場バレエ団に舞踏を振付、演出する。キーウ公演及び東京芸術劇場にて来日公演を果たす。その後2018年に山梨県甲斐市上福沢を拠点に舞踏宿ソコミ〔命名 故・田中基〕を開設。ラスコー洞窟の動物壁画を描いた人間達の心とイメージをモチーフに2022年までホワイト・ホリゾント芸術祭等にて3作品を上演、現在に至る。

タイムテーブル

[第一部]
14:00 北方舞踏派 結成記念公演『塩首』公演映像全編上映

[第二部]
16:30 鼎談「『塩首』とその時代」
ビショップ山田、森下隆(土方巽アーカイヴ)、小菅隼人 (慶應義塾大学理工学部教授)

 

お問い合わせ

慶應義塾大学アート・センター
108-8345 東京都港区三田2-15-45
Tel: 03-5427-1621
http://www.art-c.keio.ac.jp/

主催・共催など

主催:ポートフォリオBUTOH (慶應義塾大学アート・センター)担当 小菅隼人・石本華江
本事業は、2023年度科学研究費「暗黒舞踏を芸術的カテゴリーとして確立するための実証的研究」(課題番号20K00156/代表:小菅隼人)の助成を受けています。
協力:令和5年度 メディア芸術アーカイブ推進支援事業「1970年代以降のパフォーマンスおよび展覧会のビデオ記録のデジタル化・レコード化」