慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

ARTLET 48 ユニバーシティ・ミュージアム

 
本間 友/オクタヴィアン・エサヌ/蔡 涛/岡室 美奈子/西川 美穂子

ミュージアムは今、大きな岐路に立っているように見える。近代に生まれた市民に開かれたミュージアムは社会の変遷、時代の移り変わりの中で役割を変え、新しい在り方を模索している。その中でユニバーシティ・ミュージアムはどのような存在なのだろうか。大学という学問の場にあり、常に研究や先端的な問題意識と隣接する環境は、ポピュリズムに陥ることに歯止めをかけ、本質的な問いかけに立ち戻ることを可能にするだろう。一方、大学という文脈で見るならば、学問の場を外へと開く窓の役目を果たすと言ってもよい。社会の中での大学という視点が求められる今日、その存在はますます意味を益していると言えよう。
ユニバーシティ・ミュージアムはミュージアム、大学、双方のコンテクストをクロスさせ、新しい知の創造を生み出す接点として機能するだろう。


Feature Articles ユニバーシティ・ミュージアム

  • 国際博物館会議 大学博物館・コレクション国際員会(ICOM UMAC)第17回大会 報告 本間 友
  • 今日の大学アートギャラリーの役割 オクタヴィアン・エサヌ
  • 中国のユニバーシティ・ミュージアム 蔡 涛
  • 攻める博物館を目指して−−早稲田大学演劇博物館の実践 岡室 美奈子

 

TOPICS

  • 活躍する先輩『出来事とその記録』 西川 美穂子

 

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  • 活動報告

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