慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

Genetic Archive Research Forum

 慶應義塾大学アート・センターは、1998年に土方巽の舞踏資料をアーカイヴとして公開して以来、ノグチ・ルーム(彫刻・建築・環境デザイン)、瀧口修造(造形・批評)、油井正一(ジャズ評論)、西脇順三郎(詩)、草月アートセンターなどの資料をアーカイヴとして構築し、国内外の研究者の拠点たるべく活動を行ってまいりました。

 芸術の創作過程を記録し探求するアーカイヴ、とりわけ20世紀以降の領域横断的な芸術活動も視野に入れたアート・アーカイヴは、過去から継承されたどのような(いまだその歴史的意味も未確定な)マテリアルを「資料」として分類・蓄積するべきなのか、その方法はどのようなものであるべきなのか、私たちは繰り返し問うてきました。それはまた結局のところ、歴史一般にまつわる学知を、どのような視点のもとに、何を根拠として見出し、いかに蓄積していくかという問題でもあるでしょう。

 当センターのアーカイヴ開設20周年にあたり、歴史が生成するとともに探求されるアーカイヴという場について見つめ直す機会として、本研究フォーラムを開催いたします。歴史学、文献学、美術史学より専門家をお迎えし、各研究分野を横断しながら、アーカイヴのあるべき姿を描き出します。

フライヤー(PDF, 2.3 MB)

Date

Friday 26 October 2018, 19:00-21:00

Venue

Keio University Mita Campus, East Building Hall (8th floor)

Audience

Open to everyone

Cost

Free participation

Enquiries and bookings

Keio University Art Center (Moriyama, Hashimoto)
Tel. 03-5427-1621

Discussion | Lecture[Genetic Engine]

Date

Friday 26 October 2018, 19:00-21:00

Venue

Keio University Mita Campus, East Building Hall (8th floor)

Audience

Open to everyone

Cost

Free participation

Booking

No reservation necessary

Lecturer/Performer

Fujio Maeda / Mario Kumekawa / Toshio Yanagida
Coodinater: Takashi Morishita

柳田利夫(慶應義塾大学名誉教授)
日本人の国内・海外移住史を素材に、近代日本人の移動・越境とアイデンティティ生成についての研究を行う。1978年慶應義塾大学文学部助手、1998年同教授。1997/2002年ペルー・カトリカ大学招聘教授。2006年からブラジル東山農場で史料整理を行い東山農場史料館設立に参画。JICA横浜海外移住資料館のデジタル・ミュージアム、ペルー移住者データベースPionerosの公開とともに、海外各地の日系博物館・資料館との連携強化等を進めている。編著書として『アメリカの日系人』(同文舘、1992)、『ラテンアメリカの日系人』(慶應義塾大学出版会、2002)、『ペルーの和食:やわらかな多文化主義』(慶應義塾大学教養研究センター、2017)ほか。

前田富士男(中部大学客員教授・慶應義塾大学名誉教授)
ドイツ近代美樹・ゲーテ自然科学について、美術作品・資史料の歴史研究と色彩論・形態学の芸術学的研究との接合を追究。19世紀ドイツの歴史学・アーカイヴ学の研究も行う。慶應義塾大学アート・センター開設(1993)を推進し、文学部美学美術史学専攻を退職後、中部大学に勤務。現在、アート・ドキュメンテーション学会(JADS)会長。編著書に『パウル・クレー――造形の宇宙』(慶應義塾大学出版会、2012)、『色彩からみる近代美術――ゲーテより近代へ』(三元社、2013)ほか。

粂川麻里生(慶應義塾大学アート・センター副所長・同大学文学部教授)
専門領域は近現代ドイツ文学、言語哲学、スポーツ史、大衆文化論。『ワールドボクシング』誌記者、上智大学専任講師を経て、現在慶應義塾大学文学部教授・同大学アート・センター(KUAC)副所長。「ゲーテ自然科学の集い」代表。共著書に『サッカーのエスノグラフィーへ』(社会評論社、2002)、『色彩からみる近代美術――ゲーテより近代へ』(三元社、2013)、『ゲーテ』(集英社文庫、2015)、『西洋教育思想史』(慶應義塾大学出版会、2016)。訳書に『ピッチサイドの男』『サッカー審判員フェルティヒ氏の嘆き』(ともに三修社、2002、2012)ほか。

Timetable

前田富士男(中部大学客員教授・慶應義塾大学名誉教授)
「近代美術における<旅>の非・神話化」

粂川麻里生(慶應義塾大学アート・センター副所長・同大学文学部教授)
「文明的統一体としての “ヨーロッパ” と文献学」

柳田利夫(慶應義塾大学名誉教授)
「アーカイヴをどこから見ているのか」

進行:森下隆(慶應義塾大学アート・センター所員・土方巽アーカイヴ)

登壇者3名による発表(約15分)の後、討論を予定しております。

Enquiries and bookings

Keio University Art Center (Moriyama, Hashimoto)
Tel. 03-5427-1621

Organiser(s)

Organiser: Keio University Art Center