Booklet 01 コラボレーション——芸術の可能性
慶應義塾大学アート・センターの基本理念のひとつに、「コラボレーション」がある。ブックレット・シリーズの碧頭を飾る創刊号は、いかにもアート・センターらしい、収録論文や座談会同士が、異分野の協同関係を楽しんでいるような案配になった。
ロシア・アヴァンギャルドと東西のベケット上演に関する2論文に加えて、ダムタイプの主要メンバーを交えた鼎談と、朝吹、吉増という詩人2人の対談が配され、領域横断的な趣に富んだ談話と言説の交響楽が聴かれる。
1. コラボレーションの脱資本主義的可能性について——ロシア・アヴァンギャルドを中心に(熊倉敬聡)
2. 21世紀コラボレーションに向けて——ダムタイプ(古橋悌二/小山田徹/熊倉敬聡)
3. 詩をめぐるコラボレーション(対談=吉増剛造+朝吹亮二)
4. 西洋戯曲と日本の伝統演劇俳優のコラボレーション——ベケット上映における能・狂言役者の示唆するもの(楠原偕子)
- Booklet 01 コラボレーション——芸術の可能性
- Booklet 02 サウンドスケープ——アート情報の世界をひらく
- Booklet 03 アート・マネジメント
- Booklet 04 脱芸術/脱資本主義——半プロダクション礼賛
- Booklet 05 ヨーゼフ・ボイス——ハイパーテクストとしての芸術
- Booklet 06 ジェネティック・アーカイヴ・エンジン——デジタルの森で踊る土方巽
- Booklet 07 アート・アーカイヴズ/ドキュメンテーション——アート資料の宇宙
- Booklet 08 黒沢清・誘惑するシネマ
- Booklet 09 ソフィ・カル——歩行と芸術
- Booklet 10 身体をキャプチャーする——表現主義舞踊の系譜
- Booklet 11 芸術のプロジェクト
- Booklet 12 芸術のロケーション
- Booklet 13 記憶としての建築空間——イサム・ノグチ/谷口吉郎/慶應義塾
- Booklet 14 To and From Shuzo Takiguchi
- Booklet 15 文化施設の近未来―アートにおける公共性をめぐって
- Booklet 16 ワークショップのいま――近代性の組み替えにむけて
- Booklet 17 福澤諭吉と近代美術
- Booklet 18 文化観光 『観光』のリマスタリング
- Booklet 19 視×触―視ること、触れること、感じること
- Booklet 20 ゴジラとアトム―原子力は「光の国」の夢を見たか
- Booklet 21 光源体としての西脇順三郎
- Booklet 22 コスモス――いま、芸術と環境の明日に向けて
- Booklet 23 アイドル♥ヒロインを探せ!
- Booklet 24 美術と批評
- Booklet 25 シェイクスピア―拡張する世界
- Booklet 26 mandala musica
- Booklet 27 芸術とアーカイヴ ― ジェネティック・エンジン
- Booklet 28 Royal Bodies 象徴と実在の間
- Booklet 29 モルフ/アンティ・モルフー「場」をめぐるイメージ論
- Booklet 30 没後40年 西脇順三郎──無限の過去、無限の未来
What's on
- Artist Voice III: 駒井哲郎 線を刻み、線に遊ぶ
- 舞踏家・今貂子による身体ワークショップ「生きること 踊ること」
- ポートフォリオBUTOH「『塩首』〈全編〉上映会」
- 地域の文化と記憶を映像資料で読み解くラーニング・ワークショップ「コレクティヴ・メモリー3 技術編(全2回)」──「バックトゥザフューチャー2:未来を記録せよ」
- 港区の文化財を見る/学ぶ/知る:地域の建築を開くワークショップ
- 没後38年 土方巽を語ること ⅪII
- 瀧口修造生誕120周年記念展示 ウィルソン・リンカーン・システムとしての〈本〉
- 瀧口修造生誕120周年記念シンポジウム 瀧口修造研究会特別例会 パピエプリエ 01:蝶番のタブローをつくること(曲尺や書物などのように‥‥)
- Artist Voice III: 駒井哲郎×都市のカルチュラル・ナラティヴ トーク&ワークショップ