慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

Booklet 14 To and From Shuzo Takiguchi

 
前田富士男/朝吹亮二/宮川尚理/石井康史/光田由里/朝木由香/笠井裕之/田中淳一
  • 発行: 2006-03-31
  • B5変型、88ページ、170g

  • 頒価: 700円(税込)

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本号は、20世紀の日本のアートシーンを駆け抜けた重要な美術批評家・詩人であり、同時にデカルコマニーをはじめ多様な美術作品を残したアーティストである瀧口修造(1903〜1979)の特集号です。作品の制作者というよりもむしろ芸術的行為存在者たる瀧口の人格、すなわち制作論というよりも行為存在論に重きをおいてこの稀代な人間に多面的な照明をあてた論考集です。


はじめに (前田富士男)

1. 瀧口修造の空所 (朝吹亮二)

2. 愛と詩と批評——瀧口修造と女性芸術家 (宮川尚理)

3. 外部について——瀧口修造、オクタビオ・パス、アレッホ・カルペンティエール (石井康史)

4. 美術批評の旅——瀧口修造と東野芳明 (光田由里)

5. 瀧口修造における「断片」/「箱」/「本」について——晩年の制作を中心に (朝木由香)

6. 作業報告:《瀧口修造1958——旅する眼差し》展 (笠井裕之)

7. 瀧口修造1958年の旅・補遺 (田中淳一)


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