慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

Booklet 22 コスモス――いま、芸術と環境の明日に向けて

後藤文子/河本英夫/前田富士男/遠藤利克/栗田宏一/小菅隼人/田中浩也
  • 発行: 2014-03-31
  • B5変型、197ページ

  • 頒価・送料:  750円(税込)

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はじめに (後藤文子)

1. 触覚性コスモス(河本英夫)
    カメラ・アブスルダにおける「ハプティク(内触覚)」――小さな宇宙、あるいはイメージの弁証法(前田富士男)

2. 空洞説――言葉とカオス(遠藤利克)
    いのちの土(栗田宏一)

3. シェイクスピア時代の〈相対主義的想像力〉について――伝統的宇宙像と演劇的世界観の融合と相克(小菅隼人)
    造園植栽家フェルスターをめぐる「〈近さ〉の交信」・「〈遠さ〉の交信」――モダニズム建築と天体観測と気象芸術学(後藤文子)

4. 「フィジタル」な想像力へ(田中浩也)

5. 主要研究資料(後藤文子) 

6. 英文要旨


今日、我々をとりまく現代の非物質的な情報化は、近世以来ながく芸術創造をその根底で支えてきた「大宇宙(マクロコスモス)と小宇宙(ミクロコスモス)=芸術創造のアナロジー」という規範をも問い直してやまない。

「コスモス」という表題のもとに編まれた本書は、非物質的な情報化世界であるがゆえに従来とは別様な在り方へと拡張されてきたわれわれ生きた人間の感覚や身体的な知覚経験、さらには芸術的・感性的な想像力そのものを再考する試みである。

美術家、哲学者、メディアテクノロジー研究者、演劇学者、美術史家らがそれぞれの立場から展開する多角的な議論は、いずれも新たな問題提起にほかならない。

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